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2018/12
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養子縁組  ・・・そして、実父のこと・・・
僕たちふたりは、兵庫県南部地震があった年に、養子縁組しました。

すでに相方の幸雄と面識のあった母も、姉も、喜んで認めてくれました。

養子縁組した理由は、家族になりたいという気持ちに加えて、震災で住んでいたマンションが半壊になり、ふたりが住むマンションを共有名義で購入したいというのがありました。

さらに、それだけではなく、僕自身が、父親の姓を名乗りたくないと思ったのも理由のひとつにあります。

kugiri04.gif

僕の父は、僕の高校時代、大学進学を控え、将来が決まってしまうような重要な時期に、行方不明になりました。

当然、経済的に困窮し、希望の大学へ進学できませんでした。

どうして、そんな父を恨まずに、生きていけようか?

その父が、1995年1月17日の兵庫県南部地震があったその翌日、市役所からの連絡で、神戸市東灘区に住んでいることを知りました。

「お父さんが、震災にあい、息子さんの助けを必要としています。」というのです。

高校時代から約20年ものあいだ、どこにいたのかもわからなかった父親。

今さら、助けに行く気にはなれない。

でも、相方の幸雄が

「実の父親が困っているんだから、行っておやりよ。僕も一緒に行くから。」

と言うので、気が進まないまま、神戸市東灘区にある父が住むアパートまで会いに行きました。

kugiri04.gif

ところが、20年ぶりに会った父親が、僕の顔を見て、最初に言ったことばがこれです。

「あんた、どなたはん??」

父は、呆けて僕がわからなかったわけではありません。

頭がはっきりしているのは、隣にいた女性を見ていてもわかりました。

父は、明らかに愛人とわかる女性と一緒でした。

「あんたどなたはん??」

この言葉が意味するもの、それは、あんたは俺の息子ではない、いったい誰や??と言う意味なのでした。

kugiri04.gif

震災にあって困っていると言うから、わざわざ助けに来たというのに、こんな言葉を投げつけられて、こちらこそ、あんたなんかの子どもでいたくない。

もう、こんな父親の姓を名乗りたくない。

そんな気持ちになって、僕は、相方と養子縁組して、相方の幸雄の籍に入ることにしたのです。

kugiri04.gif

アルゼンチンでは、同性間の結婚が認められるようになりました。

もし、日本でも認められていれば、僕たちふたりも、養子縁組をする必要はなかったかもしれません。

日本でも、早く、同性間のパートーナーシップが認められて欲しいものです。

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(2007/01)
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--- to be continued ---

そんなわけで、実の父親を憎む気持ちもあって、僕は相方と養子縁組しました。

養子縁組してよかったと思っていますが、今は、もう、実の父親を憎む気持ちはありません。

今では、父と20年ぶりに再会したとき、父の口からでた「あんたどなたはん??」という言葉は、本当は、寂しくてずっと息子に会いたかったのだけれど、その気持ちを見透かされたくなくて、決まりが悪くて、でてきた言葉ではなかったんだろうかと思うようになっています。

将来が決まってしまうような一番重要な時期に、自分を見捨てた父親をどうしても許せなくて、父親の行動すべてを悪い目で見ていたのではないかと、今では、そう思うようになりました。

震災があってから数年後、父は、亡くなりました。

父が亡くなってから、もう10年になります。

確かに、いい父親でなかったかもしれませんが、そんな父親でも、僕がまだ子どもの頃、人形を買ってくれたことがあります。

女の子が欲しがるような人形を、男の子の僕が欲しがっても、父は、喜んで買ってきてくれました。

父は、決して、僕に愛情がなかったわけではないと思っています。

もう、父を恨むようなことはやめて、僕は、明日、相方と一緒に、父の墓参りに行くことにしています。

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No title
mixiからこんばんは。

人にはいろんな過去があるんだなあ、と。
お父様を許せる心。素晴らしいです。
ぼくには到底、できないことです。

まさとさんと相方さんの幸せと
お父様のご冥福をお祈りいたします。
No title
お父さんのその言葉は正一さんにとって、どれほど残酷だったか察してあまりありすぎます。
お父さんのその言葉の真意を善意に理解できるようになるまでは葛藤があったと思います。
私の父も愛情豊かな人ではなかったし、生前は憎んでいましたし、理不尽な思いもいっぱいしましたが、正一さんのお話を聞いて、自分の父には感謝しなくてはいけない部分もあると実感しました。。
メール待っています。
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Author:幸せ家族
僕 : 正一
パートナー : 幸雄
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