ふたり連れ添って21年。 苦労したこと、楽しかったこと、そして、これからのこと。
お金は追いかけると逃げるわ。」
と言うと、パートナーは、
僕は、逃げへんで。ほおにキスして。
と笑って答える。


パートナーは糖尿病なので、医療費がかなりかかる。

それなのに、これまでずっと、医療費の控除申告をしていなかった。
でも、過去5年までなら、今からでも医療費の控除申告ができる。

5年分の医療請求書を集めて計算すると、年間平均約20万円位あった。
株式売却益もあったけど、株式売却益なんて、わずかだから、きっと、いくらかは税金が返ってくるはずと、還付申告に出かけた。

税務署で2時間も待って、ようやく申告。

ところが、税金が返ってくると思っていたのに、株式売却益税と相殺して、逆に5万円余りの追徴課税を課せられた。
思っていたより、株式売却益の税金が高かった。

こんなことなら、わざわざ還付申告しなければ良かった。
大変な思いをして医療請求書を集めて計算したというのに。
いくらかは税金が返ってくると思っていたのに、逆に払わされる羽目になるなんて。

二人で税務署から帰りの車の中、
「還付申告に行ったのに、逆に払わされるなんて。
お金は追いかけると逃げるわ。
と僕が言うと、
僕は、逃げへんで。ほっぺたにキスして。
と、パートナーの幸雄は、ほっぺたを指差し、頬を突き出して笑った。

こんなときでも、幸雄は、どこまでも明るい。

---- to be continued ----

(追記)
年収が2000万円以下のサラリーマンの場合、給与所得以外の所得(株式売却益を含む)が20万円以下であれば、課税されないので申告をする必要はありませんが、そうでない場合、株式売却益には、所得税7%、住民税3%が課税されます。
(平成15年〜平成20年12月末まで)

しかし、売却益がたいした金額でない場合(どの程度かは不明)、申告しなくても、税務署にとがめられることはないようです。
実際、過去5年間、申告していなかったけど、税務署からのおとがめは、1度もありませんでした。

でも、申告しなければ脱税になり、発見されると、追徴課税されます。
悪質な場合は、罰せられる可能性もないとは言えません。

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